【転職活動】重要な『強み』との出会い方

転職活動

この記事は、こんな悩みを持った方に答える内容になっています。

✅本記事の信頼性

転職活動で必ず耳にする自身の「強み」については、多くの人が言語化できず、自分には誇れる強みがないのでは?と誤解をしてしまうケースが多いように思います。
私自身も転職活動を行っていた際に、この状況に陥ってしまいました。自分の強みがわからない為、自信が持てずにいる人に第一に伝えたいことは、大前提として人には必ず強みがあります。
そして、その強みは「自分にとっては難なくできてしまうから、このくらいは周りもできる」という自分の思い込みによって隠れてしまっているだけということです。転職によって理想のキャリアを手に入れるには、隠れた状態になっている「強み」に出会う作業が重要です。今回は、「強み」をテーマに、数多くの転職書籍を読んできたうえで感じた共通点などをふまえて記事にしていきます。

まずはこれまでの仕事を通して、自分自身がその業界や職種でどのような課題を持ち、クリアしてきたかキャリアの棚卸をしてみましょう。

また、棚卸をする際には、自分がこの部分はすんなり対応することができたなどの仕事のパーツを思い出してみましょう。上述の通り、強みは「自分が容易にできる仕事」である可能性が高いので、その部分にヒントが隠れている可能性が高いです。

営業や企画が得意などの職種レベルではなく、顧客との商談、資料の作成、円滑に仕事をこなす為のスケジュール管理が得意などの作業レベルで棚卸することで、自分の気がつかない強みが見えてきます。

そして、その作業レベルで棚卸をしたあとに、その作業を以下の3つに分類することで適正職種のヒントも見えてきます。

Thinking:考える力 ⇒ コンサルタントや研究職、マーケティングなど
Communication:伝える力 ⇒ 営業や広報、ジャーナリストなど
Leadership:人を巻き込みゴールに導く力 ⇒ 経営者やプロジェクトマネージャー、管理職など

これは低迷していたUSJをV字回復させた稀代のマーケター森岡毅さんが提唱する自己分析手法です。https://youtu.be/nRzl3sJM3X0

これにより、自分の「強み」の洗い出しと、それに対応した職種を見つけるヒントにもなります。

皆さんは、自分が思っている人物像と他人が思う人物像が違うということを経験したことがあるのではないでしょうか。強みを見つける作業では、友人や同僚、家族などの親しい人達から見た自分をヒントに、強みに出会うのも効果的です。

また、「強み」は、仕事での経験に限らず、学生時代や幼少期まで遡っても問題はありません。仕事においては、本音を隠していることもありますので、本来の自分に蓋をしてしまうことも多いからです。幼少期からこれまでを振り返りながら、自分が他の人にどう見えているのか、この局面ではこんな一面が見られたのかを聞いてみましょう。

そうはいっても、「自分の強みをたとえ親しい間柄でも聞きにくい」という人もいるかと思います。さらに、働きながら転職活動を行う方は時間も多くは取れないかと思います。

そのような方は、社会人経験を対象に、人事評価や研修のフィードバックなども参考にすると良いです。人事評価において、部下との面談が必ず行われますし、仕事の姿を見ている上司であれば、その評価の言葉が自分の大きな強みになると思います。

咥えて、苦手だなと思うような厳しい上司についても、強みに出会うヒントにできます。例えば、厳しい上司には仕事のミスを防ぐ、目標数字を達成するという課題意識があり、働く部下にこれまでの経験則などを交えながら、接しているということが考えられます。

そんな上司からのポジティブな評価は大きな強みである可能性が高いですし、厳しく指摘を受けて、「こんなに細かくする必要があるのか?」と疑問に思いながらも、四苦八苦して対応していた積み重ねが、気がつくと大きな強みとなっていたということもあります。

強みは自分が提供できる価値です。

そして、難しいのは、環境によっては求められる強み・能力が異なるので、「強み」が「弱み」になってしまうこともあります。暑い夏に温かいお茶を渡されても喜べないように。

理想的なキャリアは、強み(=価値提供)を評価される環境に身を置き、実績や品質をあげていくことであり、その環境で安定した価値提供がプロフェッショナルとしての市場価値が上げていくことにつながります。

「強み」にしっかり出会い、応募書類や面接を通じて企業に伝えることでミスマッチを回避しましょう。

転職活動でアピールする強みは、企業を驚かせる強みでなければならないという事はありません。

その思い込みは、自分の本来の強みを気付きにくくさせてしまうこともあります。これまでの経験や周りの人の協力から本当の強みに出会いましょう。

転職活動において、採用する企業側は志望者とのミスマッチがないかを特に重視しています。自分の強みにしっかりと出会い、アピールすることで、お互いが求める理想の関係を築けると思います。
今回は転職に重要な強みの出会い方について記事にしました。

その他、転職活動に役立つ「市場価値と強い業界」という記事も書いていきます。
【転職の重要知識】 市場価値と強い業界 – 7clips (seven-clips.com)

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