【転職活動】重要ポイント 明確な「軸」の作り方

転職活動

この記事は、こんな悩みを持った方に答える内容になっています。

✅本記事の信頼性

転職活動では、様々なキーワードが挙げられますが、中でもこの自分の軸を持つことは特に重要です。私自身も2回の転職経験で、この軸の重要性を特に感じました。
軸を持たず、内定に飛びついた結果、1回目の転職先では3年も持たずに転職してしまいました。転職活動では、様々な悩みや迷いが生じますので、この軸を持つことで自分に合った企業選びが可能になると思います。
今回は、「軸」の重要性とその作り方について、記事にしていきます。

1)明確な軸を持つ

就職・転職活動において、重要とされるのは上述の通り明確な軸です。

この軸がなぜ重要であるかというと、あらゆる場面で自分の目的までの判断を明確にさせて、目的を見失わないようにして、相手に伝えやすくするからです。

例えば、企業との面接の際に、「なぜ営業がやりたいのか?」という質問に対して、「これまでの営業経験で客先の課題に答えて信頼関係築くことにやりがいを感じているからです。」という回答ではあなたの魅力が企業に伝わることがないでしょう。

一方で、明確な軸を持つ人は「営業は相手の課題を解決することで対価を得る職種と考えています。私は、仕事で顧客目線でのコミュニケーションによる課題の抽出、課題に対して論理的な提案やわかりやすい資料作成スキルがある為、その強みを活かして課題を解決して企業に貢献できる営業がしたいと考えています。」というような解像度の高い回答ができ、企業にも自信の強みや活躍する姿をイメージさせやすいからです。

この場合は、「課題解決して、企業に貢献したい」という軸に、①顧客目線でのコミュニケーション力による課題抽出・理解、②課題に対して論理的にアプローチできる提案力によって実現させるという具体性で明確化させいます。

2)なぜその軸であるのか

また、なぜその軸なのかという部分も、明確にしておかなければならないです

「課題解決と貢献」については、
①これまでの自分の人生で、悩む人や困っている人を助けたいと思うことが多く、親身に話を聞き、解決してきた。
②いまもその性格に変わりはないので、仕事においても悩む人を解決していきたいと思いている。
③私自身にはコミュニケーション能力や提案力があるので、その力を活かしながら、悩む人や企業に貢献していきたい。

この①・②は自分の価値観、③は自分の強み・能力です。その為、明確な軸を見つけるには、自分の価値観×強み・能力で構築する必要があり、この価値観と強みを見つける作業をしないとけません。


価値観、強み・能力の見つけ方

①価値観

価値観は、自分のこれまでの人生の場面において、どのような感情を持ったのか。また、どんな人に出会ったことで、どのような影響を受けたのかが重要です。


例えば、
1)これまでの人生で最も充実した、達成感を持った瞬間は?その時にどのような感情になったのか?
2)自分は周りにどのように思われたいのか?
3)これまでの人生で許せないことは?
4)相手に何をもたらしたいか?どのようなことをされるとあなたは嬉しいのか?
などに回答していくと、あなたはどのような価値観を持ち続けたくて、どのような価値観を許容できないのかがわかります。


※これらの価値観を見つける質問をまとめたオススメ書籍は、八木仁平さんの「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」です。巻末特典に価値観、才能、情熱を明確にする30の質問がまとめられています。

仮に、利益を追求し、論理的に厳しく指導してくる上司と仕事をする際に、思いやりをもって相手の気持ちになって行動できる人間でありたいという価値観の人はマッチしないかもしれません。

一方で、競争に勝ち抜き大きな目標を達成したいという価値観の人には、その上司の価値観に共感する可能性もあります。企業側も自分の会社の価値観にあう人材=長く活躍する人材と認識しており、その確認作業を面接などで行います。

自分のこれまでを振り返り、価値観を洗い出しておくと良いです。

②強み・能力の見つけ方

具体的な方法は、マインドマップという無料ツールの活用です。一面に自由にトピックを書けて、つなげていく事ができるので、まずは自分の強みやできることを羅列していきましょう。

例えば、コミュニケーション能力に強みを持っていると考えている場合に、「なぜ強みと言えるのか」を問い続けます。その答えをマインドマップで項目をどんどん上げていきましょう。

コミュニケーション能力という強みは、自分の「会話の中で相手が何を考えているのか、悩んでいるのかがわかる(課題抽出力)」、「重要な論点に気がついて、わかりやすく提案ができる(論理的思考力)」、「自分に対して話しやすい雰囲気を作れる(共感力)」などの能力によって支えられている可能性があります。

マインドマップに自分のできるを書き上げて、グルーピングすることで、集約された自分の説得力のある強みが見えてきます。

3)転職面接は能力査定ではない

最後にですが、転職面接は能力査定の場ではありません。

企業側が見ているのは、この人材が自社で長く働けそうなのか、どのような活躍によって貢献してくれそうなのかを面接を通して確認しています。

だからこそ、転職理由や強み、キャリアプランを通して、能力か価値観が自社にマッチするのかを見ています。希望する企業に内定がもらえなくても、それはお互いの価値観があわなかっただけで、入社後のギャップによるストレスを未然に回避できたと考えて、自分に適した企業・環境に身を置きましょう。

面接が苦手に人ほど軸が大切

面接が苦手な人ほど、軸が重要です。

質問された時にあわててしまうと思いも伝わりにくくなってしまいます。明確な軸を持っていれば、あわてても自分の軸に立ち返って、相手に伝わる答えを導き出せます。企業側もあなたの軸を知ることで、長く会社で活躍してくれそうかを判断したいと考えています。

自分の価値観、強み・能力を振り返り、明確な軸を持って、理想の職場・企業に出会いましょう。

その他にも、転職に関する記事を書いています。
転職で重要な『強み』との出会い方 – 7clips (seven-clips.com)

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