【転職活動】転職の流れと面接に役立つフレームワーク

転職活動

この記事は、こんな悩みを持った方に答える内容になっています。

✅本記事の信頼性

この記事は、最短で成果を出す転職完全ガイドです。転職活動において、非常に効果的なフレームワークや面接を成功させるポイント、企業分析のコツなどを集約させました。

私自身も2度の転職を経験して、新卒でホワイト企業だった某海運グループ会社に入社し、5年在籍後、パワハラが日常のブラック企業で3年間を過ごしました。その後、SI大手のホワイト企業に転職し、年収を200万アップ+全面テレワークで副業の時間も確保できるようになりました。そんな実体験も交えて、本当に有効だった転職ノウハウだけを厳選して紹介します。

転職活動の流れは、①職務経歴書+履歴書の審査、②SPI+適正審査(企業によっては実施せず)、③1、2回の面接(1次は所属部長と人事、2次が社長・役員クラスが多い)となり、この過程で企業は志望者とのマッチングを見極めます。

つまり、転職活動の前提は企業とのマッチングの確認になります。

このマッチングというのは、企業側の立場でいえば、業界や業務経歴の共通点、仕事に対するマインドへの共感と言えます。その為、志望者はこの企業側が求める共通点をしっかりと理解し、上手くマッチングさせる意識、アピールをすることが重要です。

企業が特に知りたい、①この人が何ができるのか?(持っている能力)、②将来何がしたいのか?(将来ビジョン)、③この人と一緒に働きたいか?(企業風土とのフィット感)という視点を常に持って、書類作成や面接対策をしましょう。

就活でも、転職でも重要なアクションとして、自己分析があげられます。よく、幼少期や学生時代から遡って、自分の人間性や判断軸を分析しようと言われますが、3年以上の社会経験があれば、社会人生活の出来事にフォーカスして問題ありません。

3年以上の社会人経験があれば、自分がどのような課題を持ち、それに対しどのようにアクションを起こしたのかを自己分析するだけで充分です。

そして、この自己分析に活用できる最強のフレームワークが「STAR」です。

このSTARによる自己分析によって、過去の実績や行動特性が見えてきます。例えば、私の場合では、これまでの経験から以下のようにSTARに落とし込むことができます。

すると、この一連の経験の中で、課題発見能力、計画実行能力、情報収集能力、交渉力、営業力、提案力、関係構築能力など、様々な能力を持っている、発揮されたことが伺えます。

このフレームワークから見えてきた能力を企業が求めるマッチング項目に当て込んでいくのです。

なお、上記は、大枠の例ですが、より深堀りしていき「所属業界の市場規模はいくらで、この製品によって他社の○○%の売上獲得を目指し、その為に・・・」など、定量的に数字を用いて分析しましょう。(特に最近人気のSaaS業界系は、社会の生産性効率化に対する事業展開を行っている為、この部分の追求は顕著です。)

また、ここで注意したいのは、企業のマッチング項目を正確に捉えるということです。

会社のHPで情報収集することはもちろん大前提ですが、アピールポイントについては、企業側と繋がっているリクルーターを最大限活用してすり合わせておくと良いでしょう。

なぜ、STARが最強のフレームワークか?

その理由は、昨今の働き方の変化が影響しています。これまでの終身雇用前提の社会であれば、企業の雰囲気に上手く溶け込めるか?が重要視されてきました。しかし、終身雇用崩壊に伴い、ジョブ型つまりは仕事のポスト毎に、適切な人材配置を行っていく必要が出てきたために、そのポジションで何をしてどのような成果を上げたのかが重要視されるようになりました。
そのような背景から、企業側もこのSTARに沿って、面接を行うケースが非常に多くなっているため、このフレームワークが最も効率的な自己分析かつ最適な面接対策となります。

面接が苦手な人のなかで、カンペを作り、丸暗記で面接に臨む方がいる人がいますが、私はオススメしません。

用意するべきことは、企業側がマッチングを感じるようなキーワード(強み)です。上述のSTARによって整理したキーワード(強み)を、メニューのように取り揃えてアピールしましょう。

なぜ、カンペを作ることをオススメしないかというと、面接官との対話感に不自然さが出てきてしまうからです。また、用意されたカンペのストーリーから外れた場合の軌道修正が、本来の自分らしさを消してしまうというケースもあります。
(企業の面接官もプロなので、用意されたシナリオであることを察知すると、イレギュラーな質問が投げられることも多々あります。)

自分のキーワードが整理されていれば、自然と面接官の質問に最適なキーワードを出しやすくなるので、カンペを丸暗記して面接に臨むことはオススメできません。

転職面接の9割は以下の流れになります。

1.自己紹介・職務経歴書について
2.転職理由について
3.志望動機について
4.逆質問

※私の過去2回の転職活動経験においても、この流れ以外を経験したことはほとんどありませんでした。

1.自己紹介について
簡潔に①挨拶、②お礼、③名前や職歴、④経歴の中でアピールする、志望動機に繋がるマッチング要素を伝えるという流れになります。時間配分としては、2・3分程度で次の転職理由や志望動機への導入となるマッチング要素をちらつかせるイメージで話しましょう。逆に長くなりすぎるのは、マイナスイメージになることが多いです。

2.転職理由について
今回の転職活動を通して、自分が実現したいことをメインに伝えましょう。また、この転職理由は、次の志望動機としっかりと親和性を持たせることを意識しましょう。
例えば、STARのフレームワークで、「客先課題を的確に抽出し、提案する能力」を身に着けたのであれば、もっと大きな課題・プロジェクトに挑戦し、課題解決のための提案をしていきたいと考えています。そこで、御社は・・・というように、しっかりとストーリーが繋がっていながら、自分の強みは企業側が求めている素質であり、早い段階で貢献できるという事を伝えます。
上述の通り、全ての過程がマッチングの過程であり、この転職理由では、「うちに入った後に退職する可能性がないか?」というもマッチング項目を確認しています。退職理由には、在籍企業のマイナス面が必ず存在しますが、その部分の話は極力避けて(話しても2割くらい)、回答しましょう。

3.志望動機について
最も重要なフローになります。ここが本格的なマッチング度の確認のタイミングであり、大切な対策は企業分析になります。大前提として、企業HPは隅から隅まで確認しましょう。なかでも重要な確認項目は、①中期経営計画と②直近の財務諸表です。

①中期経営計画には、企業が将来的にどうありたいか、どのように事業を成長させていくのかがまとめられています。そこは、求人ポストとの関係性などはありますが、それらの企業目標に合わせて将来的な目標達成に貢献しうる人材として、アピールしていくことが大切です。

②直近の財務諸表は、部門別の売上やその数字の要因がまとめられているケースが多いです。足元の実績に対して、自分が短期間で貢献できる再現性のあるアピールポイントを整理する為に有効な情報となります。

そんな時間がないという人については、リクルーターをフル活用しましょう。今回の求人ポストの募集背景やどんな人物像を求めているのかを詳細にまとめてくれます。(場合によっては、面接の数日前に連絡をくれるケースもあり)ただ、人生に関わる職場選びです。在籍中の転職は、本当に体力を削られ、大変であることも理解しますが、自分自身でしっかりと企業分析をすることをお勧めします。(それが面接時の自身にも直結します。)

4.逆質問について
ここでひと段落ではありません。最後まで、アピールの時間ですので、自分が実際に働いたことを想像した時に、確認しておくべきことを確認しましょう。
例えば、「○○年後に管理職になることを目標としたいと考えているのですが、昇進にあたり必要な資格などはあるのか?」など、一緒に長く働いてくれることをイメージさせるような、粋な質問をしましょう。一方で、同業他社への転職を行う際に、「仕事で重要な知識や資格は何か?」というような質問をしてしまった場合、「同業なのに必要な知識も理解していないのか?」と思われるケースもあるので、注意が必要です。

しっかりと企業分析によってあなたの事業を理解して、長く働きたいという意欲を伝えられる質問を用意しましょう。

度々ですが、企業に内定は、双方の適切なマッチングによって生まれます。

その為、志望していた企業に内定を貰えない、企業からなかなか内定が出ないという時期は、自分自身に強みがないのではと錯覚してしまうこともしばしばあります。しかし、社会経験を積んでいるあなたには必ず企業を惹きつける強みがあります。

一番もったいないケースは、活動が上手くいかずに、自分自身が自分の強みに疑いを持ってしまう事です。ここしかないと思っていた企業から内定がもらえなかったとしても、「ミスマッチを未然に防げた」、「もう少し必要な力を付ける時間が必要だったんだ」と考え、あなたを求めてくれる、あなたが活躍できる環境を見つけましょう。

その他にも、転職に関する記事を書いています。
転職活動 – 7clips (seven-clips.com)


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